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トライアルのお申込み
パウエル リペアショップへようこそ!
すべての楽器は、最良の状態に保つため、定期的なメンテナンスが必要です。パウエル フルートでは、リペアショップを展開し、すべてのフルートあるいはピッコロを最高の状態に維持するためのお手入れをお受けしています。私たちのサービスは、クリーニング、オイル差しと調整、オーバーホール、木製フルートのメンテナンスおよび各種修理を含んでいます。リペアショップでは、私たちの店舗で扱っているすべてブランドのフルートまたはピッコロのお手入れ・修理のご依頼を受け付けています。
リペアショップでは、あなたの楽器のために最善を尽くしていますが、定期的なメンテナンスの間にも、お客様自身でできる多くのお手入れを提案しています。
修理・メンテナンスのご予約を希望される場合は、Eメールでレイチェル・ベイカー宛てにお問い合わせください。
メンテナンス
クリーニング
楽器を守るため、音を出したり演奏した後は必ずスワブでクリーニングを行ってください。スワブスティックの端に、ガーゼの布を巻いてから、1つの方向に楽器の管を通して優しく押します。(ピッコロの拭き取りを行う場合は、先が細くなっていますので、スワブがつまったりひっかからないないようにご注意ください!)頭部管をスワブでお手入れする際は、頭部管コルクに無理にスワブを押し込まないでください。スワブは、フルート本体の内部ではなく、ケースカバーで保管します。
次に、つや出しクロスでフルートの外側を優しく拭きます。パッドやコルクには触れないようにします。(フルートのお手入れには、シルバーポリッシュは使用できません。)さらに、音を出したり演奏する前に歯を磨き、手を洗うことを強く推奨します。
頭部管コルク
パウエル フルートおよびピッコロの頭部管コルクは、出荷時に正確なイントネーションがでるよう調整を行っています。頭部管コルク位置を確認する必要がある場合、スワブスティックにそれぞれ登録マークがついています。マークは開口部穴の周りに集まっており、頭部管コルクの正確な位置を示します。専門家によるトレーニングを受けていない場合、コルクの位置を変えないことを推奨します。
キーオイル
パウエルでは、特別なオイルを使用しています。通常の楽器用キーオイルと混合しないでください。フルートに新しいオイルが必要となり、パウエルでフルート修理を依頼していない場合は、新しいオイルを加える前に、パウエル キーオイルを必ずフラッシュして出しておいてください。
パッドのべたつき
パッドに湿気がたまり、べたつくことは珍しくありません。べたつきを取り除くには、キーとトーン ホールの間に木管楽器乾燥紙(またはのりのついていない巻きたばこ用紙)を入れます。キーを閉じて、次にキーを開いてから、紙を取り外します。キーが閉まっているときに紙を引き抜かないでください。
木管楽器
慣らし期間
楽器の持つ可能性を最大限に引き出すために、真新しい木管楽器は、慣らし帰還が必要となります。最初の2か月の間は一度に20分以上は音を出したり演奏しないでください。各演奏セッションの後は、すぐに必ず楽器を拭き取り、次の演奏まで4時間以上時間をおいてください。最初の月は、一日に二度以上音を出したり演奏しないでください。二ヶ月目は、頻度を1日当たり3回までに増やすことができます。最初の2か月が過ぎてから、楽器の慣らし帰還が終了する6か月後までは、セッション時間と頻度の両方を徐々に増加させていってください。
割れを防ぐには
製造がよく、十分なお手入れを行った木管楽器は、年とともに深みを増し、長年にわたり喜びをもたらしてくれます。割れが生じることを防ぐめに、次の2つの注意を絶対に守ってください:
(1) 急激な温度変化を避ける(楽器を断熱し、自動社内などに放置しない)(2)フルートかピッコロの内部、特に頭部管に、湿気が蓄積しないようにしてください。
オイル
オイルを差すことの利点は、外観の改善および木の耐湿性のわずかな増加効果です。パウエル フルートあるいはパウエル認定修理業者のみが、本体や足部管の穴に油を差すことができます。少なくとも一年後以降に、木管楽器の頭部管は、穴および開口部穴に時々アーモンドオイルを塗布することを推奨します。純粋なプレスアーモンドオイルのみを使用してください。穴の傷つきやすい端を破損しないよう、開口部穴の近くを拭く際には十分に注意してください。塗布後のオイルは、優しく完全に拭き取る必要があります。
修理サービス
クリーニング、オイル差し、調整
クリーニング、オイル差し、調整(C.O.A.)は、フルートまたはピッコロを最良の状態に保ち、オーバーホール間の感覚を広げることを目的としています。経験則上一年に一度C.O.A.を行うことが推奨されます。C.O.A.の作業料金は、フルートは360ドル、ピッコロは410ドルです。作業は3時間までの修理時間が含まれ、30日間の保証が適用されます。楽器のクリーニング、油差し、調整を行う場合は、2週間楽器をお預かりします。
- 1.楽器は演奏テストを行います。
- 2.すべてのピンで留められたセクションを分解し、クリーニングを行います。
- 3.キーはすべてクリーニングし、オイルを差します。
- 4.Tarnishieldを、手でフルート本体に塗布し、バフ磨きなしで汚れや曇りをできるだけ多く取り除きます。
- 5.キーを才組み立てし、楽器の調整を行います。必要に応じて、パッドに詰め金を加えます。
- 6.頭部管コルクを点検し、必要に応じ交換します。
- 7.楽器は演奏テストを行います。
- 除外事項:C.O.A.作業の範囲は、オーバーホール比べてはるかに制限されています。パッド全体の付け替え作業は含まれていません。キーが動かない場合の修理はカバーされますが、キーサイドプレーはカバーされません。へこみの除去作業は追加料金となり、毎時85ドルの料金が発生します(最低料金は45ドル)。C.O.A.のパッド交換は、パッド2つ、一時間までに制限され、交換を行った場合は、毎時の作業料金と、パッド実費を申し受けます。
オーバーホール
オーバーホールは楽器の完全な分解修理と調整を含んでいます。オーバーホールの間隔は、気候、C.O.A.の質と頻度を含め多くの要因によって変わります。平均ではおよそ3~5年ごとになります。通常のオーバーホールでは、労務費はフルートで990ドル、ピッコロで1400ドルです。また無料で含まれる部品はパッド1セットのみです。オーバーホール作業では、フルートは4週間、ピッコロは3週間楽器をお預かりします。オーバーホールは90日間保証が適用されます。
料金と見積期間
サービス | 労務費(USD) | Straubinger™パッド(USD) | フェルトパッド(USD) | 見積所要期間 |
---|---|---|---|---|
フルートのクリーニング、オイル差し、調整(C.O.A.)* | $410.00 | $8.00 | $4.00 | 2 週間 |
フルート オーバーホール | $1,430.00 | $110.00 | $57.00 | 4 週間 |
ピッコロのクリーニング、オイル差し、調整(C.O.A.)* | $360.00 | – | $4.00 | 2 週間 |
ピッコロ オーバーホール (Pisoni Starパッドとコルク バックラインパッドを使用) |
$1010.00 | – | $75.00 (Pisonパッド) | 3 週間 |
一般的な修理の一時間ごとの料金 | $100.00/時間 | 各$8.00 | 各$4.00 | – |
*(楽器をお預かりした時点で、VQPショップが、楽器の調査を行い、C.O.A.を越える作業が必要な場合は、作業開始の前にご連絡を差し上げます)
FAQ
お客様からは楽器についてさまざまなお問い合わせをいただきますが、最も一般的な質問のほんの一部をご紹介します!こちらで答えが見つからない質問はありませんか?Eメールでお問い合わせください!
金属製フルート メカニズムでもオイルを差す場合どのオイルを使えばよいですか?
金属製フルート メカニズムにオイルを差すことは絶対にお避けください。オイルがパッド、コルク、調整器具に付着するおそれがあります。オイルが付着してしまうと、べたつきが起こり、調整器具が剥離するおそれもありまます。お手入れは専門家にご依頼ください。
フルートを磨くときには何を使えばよいですか?
清潔で、乾燥した、柔らかい布を使用してください。パッド、コルクでより速く引き起こす表面磨耗および材料をもつことを得ることができるように、液体光沢を使用しないでください。
スプリット Eメカニズムを加えることはできますか?
これはケースバイケースとなります。フルートの製造年代、スタイルおよびメカニズムによって変わります。可否を確かめるには、フルートの仕様をご連絡ください。任意のフルートに、高Eを出しやすくなるようGディスクを追加することは可能です。
フルートの一部のキーになかなか届きません、どうしたらいいですか?
特定のレバーにとどかない場合は、弊社ではキー拡張を追加することができます。これはケースバイケースで承ります。ご不明点がありましたらお問い合わせください。
フェルトパッドとSTRAUBINGER™パッドは、どちらがよいですか?
これは個人の好みとなりますが、それぞれのパッドの特長をいくつかご紹介します:
フェルト パッド:厚紙の芯、フェルト、ブラダースキンの外張りで作られています。より軟らかく、共振が少なく、指の圧力にかなり耐えることができます。
Straubinger™:プラスチック、マイクロファイバー、スキンで作られています。より安定性が高く、より共振を大きくすることを目指しているため、私たちの新しいフルートではすべてこちらを使用しています。さらに、メカニズムへの応答性に優れています。